top of page

国際ニュース

シエールオイルは原油安の原因ではない

2013年4月4日の東洋経済の評論「シェール革命という高貴なウソを信じる日本」は、今から見るとなかなか優れた適切な分析です。

シエールオイルとシエール層から余剰物としてでる天然ガスは、いくらでも出るかのように言われていますが、それは工学的によく考えるとおかしい。シエールオイル掘削は「水平掘削法」という新しい技術が開発されたからだとされていますが、地中の中で3次元的に曲がり、目的のシエール層に到達するように掘削していくなどはありえません。空中で3次元的に針金を曲げればわかりますが、座標をきめるのは大変です。次に「水圧破砕」でシエール層を破砕ししみ出たオイルをくみ上げるとされていますが、それは不安定すぎます。そのようなやり方でくみ上げたとしてもすぐに枯れてしまいます。それはたくさんのシエールオイルをくみ上げる井戸が乱立しているとされていますが、水をはじめとした不純物が多すぎて効率がよろしくありません。したがって、この東洋経済の指摘は本質をついています。「水平掘削」というイノベーションが開発されたことが、シエールオイル業界からキャンペーンされていましたが、それはいまだにはっきりしていません。(http://toyokeizai.net/articles/-/13546)

原油は先物相場で価格が左右されますので、原油備蓄が余剰になりますと先物相場価格が下落します。原油の余剰が少なくなると最初に先物相場が上昇します。シリアとイラク戦争による戦争の混乱が収束されていく中で原油ヤミルートの供給が遮断され、原油の大生産地のイラクのモスル等の原油生産地がテロリスト集団から解放され中近東が安定しだすと、原油価格は再び上昇して1バレル、60ドル代で安定します。また、原油1バレルが30ドルをきるようでは、米国等世界の石油資本の経営を著しく圧迫します。このようなことをよく見渡すと、私の見通しでは、国際的に安全基準を定め、国際原子力機関によって監理されてていく「原子力発電」は、再び、安定した電源として工学的に評価される時代となっていく。それは効率の良いエネルギーとして必然的であるし、カーボンゼロ化が求められる時代の要請でもあります

放射性廃棄物が無害化するのには長い年数を要しますが、石油由来の化学物質でもそれは同じでありますし優劣は認められない。半減期のない化学物質のほうがむしろ厄介です。むしろ、その長い時間を「安全」に監理する方法を考え実行しようとしている原子力のほうが、他のエネルギー物質より科学的に先行しています。原子力は人類にとって非常に役に立つ発電エネルギーです。

 

 

ヘッディング (小)

© 2023 by The Mountain Man. Proudly created with Wix.com

  • Black Facebook Icon
  • Black Twitter Icon
  • Black Pinterest Icon
  • Black Flickr Icon
  • Black Instagram Icon

最新情報をメールでお届けします

bottom of page